伊藤ハム
日本でも指折りの食品加工メーカーである伊藤ハムは神戸市に本店を構えています。
伊藤ハムは、ハム・ソーセージの加工に関して言えば、日本ハム・プリマハム・丸大食品の3社と共に業界内の4大企業となっています。
売上高で見ると日本ハムに次ぐ第2位に位置していますから、この業界のナンバー2の会社だということも出来ます。
本ページではそんな伊藤ハムについて、その会社概要とこれまでの沿革に焦点を絞って紹介していきたいと思います。
伊藤ハムの会社概要
まずは、会社概要から紹介していきます。
尚、以下に提示するデータは全て平成30年の3月31日時点のものとなります。
- 商号:伊藤ハム株式会社
- 本社所在地:〒663-8586 兵庫県西宮市高畑町4-27
- 本店所在地:〒657-0037 兵庫県神戸市灘区備後町3-2-1
- 代表者名:堀尾守
- 創業:1928年(昭和3年)4月
- 資本金:28427百万円
- 従業員数:1881名
- 平均年齢:43.4歳
- 平均年収:626万円
- 売上高:533179百万円
- 事業内容:食肉加工品の製造及び販売食肉の加工及び販売調理加工食品、惣菜類の製造及び販売
以上が、伊藤ハムの会社概要となります。
既に述べましたが、ここに挙げた売上高の数字は業界内では第2位の額となっています。
伊藤ハムの沿革
続いて、これまでの会社の沿革について取り上げていきます。
こちらは、平成29年までのデータを元にしています。
- 1928:創業者の伊藤傳三が大阪府大阪市北区で伊藤食品加工業(当時は個人経営)を創業
- 1934:セロハンウインナー(現ポールウインナー)を開発、この製品は後の伊藤ハム発展の礎となる
- 1947:寄せハム(現プレスハム)を開発、これにより大量生産が可能となる
- 1958:ハム・ソーセージの原料肉としてマトンの使用技術を開発し、同時に3000トンのマトンを日本で初めて輸入する、後にこれは大衆化に欠かすことのできない原料肉となる
- 1959:東京都目黒区に目黒工場を新設、これにより東京進出を果たす
- 1960:兵庫県西宮市に西宮工場を新設
- 1961:社命を伊藤ハム栄養食品株式会社へ変更、東京証券取引所第2部・大阪証券取引所第2部・神戸証券取引所にそれぞれ上場
- 1970:フランクフルトソーセージ「ランチフルト」を他社に先がけて発売
- 1971:宮城県栗原郡(現栗原市)高清水町に東北工場を新設
- 1972:レトルト食品市場に進出、ハンバーグの発売を開始
- 1974:スキンレスウインナー(現パルキー)を発売
- 1976:北海道札幌市白石区に札幌工場を新設
- 1981:広島県三原市に広島工場を新設
- 1982:香川県仲多度郡多度津町に香川工場を新設
- 1985:「手造りウインナー・バイエルン」を発売
- 1993:兵庫県神戸市東灘区に六甲工場を新設
- 1995:北海道小樽市に小樽工場を新設
- 1998:創業70周年を迎える、これを記念し特定JAS熟成規格のウインナー「アルトバイエルン」を発売
- 2002:「マリー・ローランサン・ワイン」がフランス農水省優秀生産者賞を受賞
- 2006:伊藤ハム販売関東株式会社が、伊藤ハム販売中部株式会社及び伊藤ハム販売関西株式会社と合併、同時に商号を伊藤ハム販売株式会社に変更
- 2008:創業80周年を迎える
- 2010:「アルトバイエルン」をリニューアル発売
- 2013:茨城県取手市に取手工場を新設
- 2017:「旨包ボリュームリッチハンバーグ」が日本食糧新聞主催の平成28年度優秀ヒット賞を受賞
以上が、伊藤ハムがこれまでに歩んできた沿革です。
伊藤ハムには、日本で第2位のハム・ソーセージ加工メーカー、同時に日本を代表する食品加工メーカーとして、これからも更なる飛躍が期待されます。