UCC上島珈琲
UCC上島珈琲は神戸市に本社を構えている企業です。
同社は飲料・食品メーカー(コーヒーがメイン)として全国的な知名度を誇っており、兵庫県内にとどまらない人気を獲得しています。
おそらく、レギュラーコーヒーのゴールドスペシャルや、インスタントコーヒーのザ・ブレンドなどは誰もが一度は口にしたことがあるはずです。
本ページでは、そんなUCC上島珈琲の会社概要と沿革について取り上げていきたいと思います。
UCC上島珈琲の会社概要
まずは、会社概要から紹介していきます。
尚、以下に提示するデータは全て平成29年の12月31日時点のものとなります。
- 商号:UCC上島珈琲株式会社
- 神戸本社住所:兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目7番7
- 東京本部住所:東京都港区新橋6丁目1-11
- 資本金:10億円
- 売上高:1221億円
- 従業員数:863名
- 営業種目:コーヒー、紅茶、ココアの輸入並びに加工、販売。缶コーヒー等の飲料の製造、販売。各種食材の仕入、販売。
- 代表取締役会長:上島達司
- 代表取締役社長:上島昌佐郎
以上が、UCC上島珈琲の会社概要となります。
最後に挙げた会長と社長の名前を見ると分かりますが、UCC上島珈琲は同族経営を行っている会社です。
これは、他の飲料メーカーにはほとんど見られないこの会社の特色となっています。
UCC上島珈琲の沿革
続いて、これまでの会社の沿革について取り上げていきます。
こちらも会社概要と同様、平成29年までのデータを元にしています。
- 1933:上島忠雄商店(個人商店)を創業
- 1951:資本金100万円で上島珈琲株式会社設立。同時に東京支店を開設。
- 1958:UCCコーヒーショップの第1号店となる博多大丸前店を開店。
- 1969:世界で初めて缶コーヒーを開発し、製造販売を開始。
- 1970:日本で初めて真空包装レギュラーコーヒーの製造を開始。
- 1972:業界で初めて家庭用レギュラーコーヒーのテレビコマーシャルの放映を開始。
- 1981:ジャマイカにブルーマウンテンコーヒーの直営農園を開設。
- 1984:ブラジルに現地法人を設立し、シンガポールに現地事務所を開設。
- 1985:台湾に合弁会社を設立し、レギュラーコーヒーの製造を開始。
- 1987:日本で初めてブラック・無糖の缶コーヒーを開発・販売開始。
- 1988:米国に現地法人を設立。
- 1989・ハワイにハワイコナコーヒー直営農園を開設。
- 1996:最新技術のスーパーアロマ製法を導入したレギュラーコーヒー工場であるUCC六甲アイランド工場が完成。
- 1998:中国上海市に現地法人を設立。
- 2000:自動販売機事業を売却。
- 2007:コーヒーを体系的に学べる教育機関「UCCコーヒーアカデミー」を神戸に開校。
- 2008:喫茶大手チェーン珈琲館(株)がグループ事業会社となる。
- 2009:上島豪太氏が社長兼グループCEOに就任。 上島達司氏が会長兼グループ代表に就任。
- 2010:4月1日付で持株会社制に移行。これに伴い商号を「UCCホールディングス株式会社」に変更。事業の全てを会社分割によって設立した「UCC上島珈琲株式会社」に承継。
- 2013:上島昌佐郎氏がUCC上島珈琲(株)社長に就任。
- 2016:シンガポールに合弁会社を設立。 台湾に世界のスペシャルティコーヒーを取り揃えるコンセプトショップ「COFFEE LOVER’S PLANET」を開店。
- 2017:インドネシアに合弁会社「PT BAHANA GENTA VIKTORY」並びに「PT VICTO ORO PRIMA」を設立。
以上が、UCC上島珈琲がこれまでに歩んできた沿革です。
UCC上島珈琲には歴史ある飲料メーカーとして、そして神戸を代表する企業として、今後も更なる飛躍が期待されます。